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長崎旅行1 猫を撮りつつ中華街からグラバー園へ の続きです。
池島とは
長崎2日目は、連れが見つけてきた池島へ。周囲4kmの小さな島です。
軍艦島同様に炭鉱で栄えた島ですが、軍艦島は三菱、池島は三池と会社が違います。また、池島は閉山が2001年と遅く、まだ住んでいる方も多くおられます。しかし廃墟も多く、不思議な雰囲気を醸し出しています。
池島には、元炭鉱作業員の方が島内と炭鉱内も案内してくれる池島炭鉱坑内体験ツアーがあるので、それに申し込みました。
池島へのアクセス
池島へのルートは、結構遠い道のりです。
池島に行く船はいくつかありますが、長崎駅方面からだと一番距離が近いのが神の浦港発の船です。神の浦港に行くには、車以外だと長崎バスのみです。
欠航の心配がないフェリーで行かれるのがおすすめです。
私が行ったときに乗った進栄丸は速いですが、小さい船なので波が高いと欠航してしまいます。朝、船長の携帯(090-4513-4983)に電話して確認したほうが良いようです。
長崎駅から池島へのルート
バス45分 長崎駅前 発→桜の里ターミナル 着
バス32分 桜の里ターミナル 発 板の浦 行き→神の浦 着
船15分 進栄丸 神の浦港 発→池島 着
長崎駅のバス乗り場には、「桜の里ターミナル行き」の乗り場案内がなく、ちょっとわかりにくかったです(数年前なので今はあるかも?)。本数は多いので、乗り場に降りて探した方が早いかと。
鉄骨の向こうに見える船が、進栄丸。晴れてて無事運航。
池島港に降り立つと、岸壁にいきなり廃工場が見えました。むふー!
池島炭鉱ツアー開始
余裕を持って午後の見学ツアーに申し込んだのですが、早めに行ったので午前ツアーの開始時間前に着きました。
着船時に午前ツアーの受付をしていたので話してみると、午前のほうが周る箇所が多く、変更しても良いとのことでした。
それならばと変えてもらいました。が、募集チラシには午前、午後の内容は昼食以外同じです、と書いてあるんだけど…まあ、親切にご対応いただけてラッキーでしたよ。
お客さんは私たち2名と、1人で来ていた方が2人(この4人は多分廃墟マニア(笑))、ご夫婦らしき方が1組の6名でした。平日だったので少人数で良かったです。どうやら人数が多いと周るコースも若干変わるようです。
早速車で島内を案内してもらいます。ほどなくして廃屋やら廃工場やらが出現し、テンション上がってきたー!
これは池島の旧火力発電所です。錆びっぷりが美しい。
8階建てアパート!反対側は4階が入り口になっています。
レース状に錆びた渡り廊下がドキドキします。
左のワイヤーは中のエレベーターにつながっており、地下の採掘場まで秒速10mで昇降していたんだとか。…速すぎない?
ツアーは要所要所で車から降ろしてくれて、説明を聞きながら撮影できました。
そして一番の収穫が、廃屋となった炭鉱員社宅アパートの中に入れてもらえたこと!
部屋までの階段を上る途中、ダストシュートが。昔通ってた小学校にあったなあ。
おじゃましまーす…。
おお、昭和のお茶の間!
今は全くテレビを見ない私ですが、かつては弟とこんなテレビのチャンネル争いをしたもんだ。
昭和の台所。ママローヤルとファミリーピュアの食器洗剤が懐かしい。
昭和の女子小学生の筆箱!こんなの持ってたわー。
いやー、こんな写真が合法的に撮影できるのはかなり貴重ですよ!廃屋とは言え、勝手に忍び込んだら違法行為ですから…。
そして、このお宅のベランダから屋上にも上がれます。ツタツタハウスがまたすてき。
初めての廃屋撮影でテンションMAX!楽しすぎました。
興奮のあまり、かなり写真が多くなったので、炭鉱ツアー後半は次の記事に続きます。