[夏の北海道2014-3]登別温泉とおいし過ぎる室蘭やきとりの晩餐を楽しむ

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2日目、[夏の北海道2014-2]豊平峡温泉から豊平峡ダムに歩き、すすきので自炊の続きです。

3日目は室蘭で仕事があるため、早朝すすきのを出ました。せっかく南下するなら隣の登別にも行ってみたいと思っていたので、まずそちらへ向かいました。

朝ガラガラと荷物をひいて駅へ向かっていると、コンビニの前にいかにもホストな風貌の仕事帰りのお兄さんがいました。

「さすがすすきのねー」と思いながら通り過ぎようとすると、話しかけてきました。

「お姉さん、キャリーバッグ重くないですか?よかったら僕持ちますよ!」

えぇー、すすきののホスト君は朝からそんな営業するの?アグレッシブだなあ…。ご遠慮しましたが。

すすきのから登別温泉へ

電車ルート、バスルートがあります。

すすきのからの最速かつ安いルートは、両方使うパターンでした。

■すすきの
↓ 札幌市営南北線
■大通
↓ 札幌市営東西線・新さっぽろ行
■大谷地
↓ 出てすぐ
■地下鉄大谷地駅前(バス乗り場)
↓ 高速バス・高速白鳥号
■登別駅通(バス乗り場)
↓ 徒歩
■登別

という乗り換えまくりのルートでしたが、意外と徒歩時間も少ないのでせっかくだからいろいろ乗ってみようと思い、これで行きました。

ちなみに、登別駅から登別温泉まではさらにバス15分と結構遠い道のりです。

札幌から一番早くて楽なのは、午後に1本だけある登別温泉行のバス、高速おんせん号を使うことですね。今回は時間の都合で無理でしたが。

登別駅

移動時間の長さにちょっと心が折れそうになっていた矢先、うまいこと近くにいた北海道バイク放浪中の弟とコンタクトできました。レンタカーを借りて運転手として確保しました(私は免許なし)。

やっぱり北海道は車がないとつらいなあ。そうは言っても、免許を取る気は全くないのですが。

地獄谷~大湯沼~倶多楽湖ドライブ

まずは一番見たかった地獄谷へ。近くに来た時点で結構硫黄臭がしていましたが、ここはかなり臭います。

登別地獄谷

温泉の成分が白く堆積し、あちこちから湯けむりがあがっていました。箱根の大涌谷に似た雰囲気です。

しかし、普通にさわやかであまり地獄っぽくないなあ…と思い、オリンパスPENのアートフィルター、ドラマチックトーンを使って地獄風に撮ってみました。

登別地獄谷ドラマチックトーン

こういうおどろおどろしく撮りたい写真にしか使わないドラマチックトーン。なかなかいい感じに地獄絵になりました。

登別地獄谷ドラマチックトーン

この歩道の先に、温泉が噴き出す鉄泉池があります。

登別地獄谷

ボコボコ!60度あるので触るな危険です。

地獄谷鉄泉池

湧き出す様子の動画もどうぞ。

これ、時間によって吹き出し加減が変わるようで、しばらく見ているとスーッとお湯が引いていってしまいました。

さっきまでの沸騰っぷりがうそのように静かです。

鉄泉池

温泉の成分がびっしりついたウニのような石も出現しました!

鉄泉池の結晶

と撮っているうちにまた息を吹き返してきました。吹き出しっぷりがいまいちな時は、少し待ってみると良さそうですよ。

続いて大湯沼へ。地獄谷からは遊歩道が続いているので歩いても来られますが、駐車場料金は地獄谷と一括なので車できました。

登別大湯沼

後ろに見える山は日和山です。もうススキがだいぶ茂っています。

日和山と大湯池

しかし、大湯沼は刺激臭がすごい!

さっきまでの硫黄臭に加え、鼻と目玉にツンツンくる臭気がします。湯温は40~50度あるようです。

大湯池

においそうなのがいっぱい浮いていました。

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刺激臭が強くて長居は無理です。

この沼の下流には天然の足湯があります。暑いので足湯はパスしました。

大湯沼からさらに上に進むと、日和山の展望台に着きます。

日和見展望台

ここが意外と穴場で、誰もいません。向かいの山からシューシュー言いながら吹き出す湯けむりも見られました!

日和山から吹き出す温泉

ちょうど雲にかかってしまったので、別アングルからもう1枚。木のバックが噴き出す温泉湯気です。よくこんなところに植物が生えてるなあ…。

山から吹き出す登別温泉

日和山展望台から倶多楽湖に向かう道に、おもしろい標識がありました。

動物注意のキツネバージョンです!

動物注意キツネの標識

道内にはいろいろな動物柄の標識があるようですよ。

そして、神秘の湖クッタラ湖へ。

クッタラ湖

うーん、曇っているといまいちかなあ…。ちょっとビビッド目に撮ってみましたが。

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前日の晴れた時に弟が見た時は、すごくきれいなブルーだったらしいです。

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水はきれいそうでした。湖岸で久々に日本ザリガニを見ました。

登別温泉 夢元さぎり湯で硫黄を浴びる

せっかくはるばる来たからには温泉は外せません。

日帰り温泉は何件かありますが、この夢元さぎり湯は入泉料がたったの420円!

なのに源泉かけ流しという最強っぷりです。タオルや石けん類は何もありませんので必要な方は持っていきましょう。

登別温泉さぎり湯

硫黄がすごく濃いところから、やや湯温の低いところまで浴槽はいくつかあります。

熱いお湯は苦手なので一番温度の低いところに入りましたが、それでもさすが源泉かけ流しなだけあって成分が濃い!硫黄のにおいもすごい(笑)

いい感じに温まりました。ここはおすすめです。

この日はちょうど登別温泉のお祭りをやっていて、最寄りの駐車場に止められずにしばらく歩く羽目になったんだけど、意外とさぎりの湯にはほとんどお客さんがいませんでした。

そうか、地元民はわざわざごった返す祭りの日に来ないし、観光客は自分のホテルで入ってくるから穴場の日だったのかも。

室蘭まで行ってドライブは終了し、このあとはお仕事です。

[レポ]北海道室蘭 工場夜景写真教室はすごいの撮れまくり!

室蘭やきとりは豚肉!

仕事が終わってからは室蘭泊だったので、夕飯も室蘭で食べることに。

弟が見つけてきたやきとり屋、やきとりの一平 中島本店に行くことにしました。

「焼き鳥」ではなく「やきとり」です。室蘭ではいわゆる豚串のことをやきとりというのです。へー。

お店に近づくと、ただよう焼けた煙の香りだけで「この店は絶対美味しい」とわかります。

が、そんな香りにつられてきたのは自分たちだけではなかった…。土曜とあって店内は満席、3組待ちでした。

胃の中身はとっくに空なのに、いい香りをかぎながら待たされるのは拷問です(*_*)

30分ほど待ったでしょうか、やっとお肉にありつけました!おすすめは豚のタレだそうで、それとか他の豚肉とか鳥とかいろいろオーダーしました。

こ、これはおいしい…。

室蘭やきとり

肉の味、焼き加減も文句なしです。

普段の焼き鳥屋では「タレ」ってあんまり頼まないんですよね。よくある甘~い味のタレは苦手なのです。

が、やきとりの一平のタレは甘さがあまりなく、ショウガなのか何かが香るたれなのです。これは今までのベストオブタレかも、という味でした。

また価格が安くて、ほとんど1本120円!オーダーは2本からですが2人だとちょうどいいです。

洋ガラシをつけて食べるのが室蘭流だそうですが、私たち兄弟は唐辛子の方が好みでした。ごめん室蘭。

札幌にも支店があるようですから、ここはまたリピートしたいなあ。

大満足の3日目を終え、4日目はまた札幌に戻ります。

東室蘭から札幌へ、京王プラザホテルは快適!に続きます。